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2010年05月20日

こわい鬼だけど・・・

あさひがここんとこハマッている絵本は、めっちゃ怖い表紙のコレ↓

 「ゼラルダと人食い鬼」

トミー・ウンゲラー 作、
評論社から発行されています。

トミー・ウンゲラーといえば、以前にも1冊
「へびのクリクター」を紹介したことがあります。
(2008年9月16日「古いけど・・・いい!」参照)

この独特の絵が印象的なんです。

今回の絵本は、最初表紙を見てビックリしました。
子供向け絵本なのに、ナイフ持ってるし・・・アセアセ

先に内容を少し・・・

子供をさらって食べる人食い鬼がいました。
街から子供の姿が消えるくらい食べたので、田舎からやってきたゼラルダが久し振りの食事でした。
人食い鬼がゼラルダを捕まえようとしたとき、あやまって怪我をしてしまいます。
ゼラルダにとっては鬼なんて全然怖くなく、たくさんのおいしいお料理で、
子供を食べたくなることなんか忘れさせてしまいます。
そして、二人は・・・

なんて感じです。

とにかく、最初、あさひに読んでいて、「この絵本、ダイショウブかいな?!」
と、思うくらい残酷な絵だと思ったんです。
だって、ナイフに血がべっとり付いているページがあるんだもん。

でも、物語に引き込まれて、そして、ゼラルダの作るお料理に引き込まれて、
あさひもわたしもワクワク読んでいます。

旦那クンが横から、「どんだけ平和に終わっても、
鬼が子供を食べた罪は一生消えへんねんで」とあさひに言っていましたが、
実は私も同じことをあさひに言ってました(これって、大人目線で言いすぎ?)。

大人目線ついでに言うと、「女って強い!」とか、
「ゼラルダとお料理にうっとりするって、男の人って単純!」とか、
何となくこの絵本、面白い発見があるんです(笑)

最後のページなんて、優しくなった鬼と美しい女性に成長したゼラルダが、
彼女の生んだ子供たちと一緒に写真に納まっているんだけど、
一人の子供がナイフとフォーク持って赤ちゃんを食べたそうにしているんだよね。

「因果応報」・・・???

もちろん、あさひはそんな見方をしているわけもなく、ただただお話を楽しんでいるんだけど、
大人目線で見ると、さすが風刺画を書いていた作家トミー・ウンゲラー、
恐るべし・・・!です(笑)

今日の1冊・・・本 でした。




COMMENT: (1) CATEGORY: 今日の1冊




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